
今回は海外コスメやサプリメントを個人輸入する際に知っておくべき最新情報をお届けします。
※本記事は2025年5月時点の情報に基づいていますが、法規制は変更される可能性があります。最新情報は厚生労働省の公式サイトでご確認ください。
化粧品の個人輸入:正しい制限を知ろう
「海外限定コスメを手に入れたい!」という気持ち、すごく分かります。でも輸入には制限があるんです。
輸入可能な数量は?
化粧品の個人輸入には明確なルールがあります。
- 個人使用と認められる数量であることが基本条件
- 目安として「1品目につき24個以内」が一般的
- 同じ種類でも異なるブランドや色は別々の品目としてカウント可能
つまり、MAACのリップスティック12本とNARSのリップスティック12本を輸入する場合、これらは別々の品目としてカウントされるので、合計24本を超えていなければOKなんです!ただし、最終的な判断は税関によるため、あまりにも大量だと「本当に個人使用?」と疑われることも。
注意ポイント:「転売目的」と判断されると、輸入が認められなくなります。
医薬品・医薬部外品の輸入:2ヶ月ルールを守ろう
海外の医薬品や医薬部外品(薬用化粧品など)は、日本ではより厳しい制限があります。
- 用法・容量から見て2ヶ月分以内に制限されています
- 日本の薬機法に準拠していない成分が含まれていないか要確認
例えば、海外の人気スキンケア製品「レチノールA」は、日本では医薬品成分として規制されているため、輸入する際は特に注意が必要です。
サプリメントの輸入:成分で分類が変わる!
「サプリメントは自由に輸入できる」と思っている方、要注意です!
食品?それとも医薬品?
サプリメントは含有成分によって分類が変わります。
- 食品として分類される場合: 明確な数量制限はないものの、個人使用と認められる範囲内であることが条件
- 医薬品成分を含む場合: 医薬品として扱われ、2ヶ月分という制限が適用
例えば、アメリカで一般的なメラトニンサプリメントは、日本では医薬品成分として規制されているため、「健康食品」としての輸入はできません。
信頼できる公的リソース
自分で安全を確認したい方におすすめの公式リソース:
- あやしいヤクブツ連絡ネット (厚生労働省提供): 偽造医薬品や未承認医薬品のリスクについて最新情報を提供
- 食品安全情報 (国立医薬品食品衛生研究所提供): 海外健康食品の安全性情報を掲載
個人輸入を成功させるための8つのポイント
1. 使用目的を明確に | 個人使用が前提。転売目的は違法です。 |
2. 成分表を必ずチェック | 日本で規制されている成分がないか確認 |
3. 適切な数量を守る | 化粧品は品目ごとに24個以内、医薬品は2ヶ月分以内を目安に |
4. 信頼できるサイトから購入 | 偽造品や粗悪品を避けるために |
5. 関税・消費税を想定 | 16,666円以上の購入には課税されます。 |
6. 英文の説明書を用意 | 税関で確認を求められた場合に備えて |
7. 使用期限を確認 | 届いてから期限切れだった...なんてことに |
8. 小分けにして輸入 | リスクを減らすためにも一度に大量注文は避ける |
最後に:安全第一で賢く個人輸入を楽しもう!
海外の素敵な化粧品やサプリメントを賢く手に入れることで、ビューティーライフがもっと充実します。ただし、法律やガイドラインを守って安全に楽しむことが何より大切です。